金融サービス

JPMorgan

JPMorganは、非常に大きなマーケットシェアをすばやくスケールできる新商品をタイムリーに市場導入することで、業績アップに弾みをつけている。この競争力を支えているのは、同社のITに対する熱意だ。たとえば、同社が開発した金融リスク管理と価格決定方式のシステムであるKapitalは、膨大な量の金融商品をシンプルに容易に処理できる。

Kapitalの開発にCincom Smalltalk™を採用したことにより、JPMorganは、複雑なデリバティブ商品が処理できる環境や競合他社にトップの座をゆずらない圧倒的な生産性、膨大な量の取引をサポートするスケーラビリティといった課題に対処することができた。
もしKapitalを構築するのに、Javaなど他の言語を用いていたら、3倍のリソースが必要だっただろうと、JPMorganは見積もっている。

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SUISA

Webサイトによれば、“SUISAは作曲家や音楽出版社によって組織されているスイスの協会です。協会として1923年に設立され、現在のメンバは作曲家、作詞家、音楽出版社など約26,000人です。SUISAは、メンバが著作権を持つ作品について、スイスおよびリヒテンシュタイン国内での公共利用に対する使用料を徴収します。世界中の100以上の関連団体との互恵協約を通して、200万人の著作権保持者の権利を管理しています。”

SUISAは、演劇以外の音楽著作物、演劇著作物のコンサート版、メジャーな映画やテレビ映画の音楽著作物などの “小さな権利” を管理します。さらに、音楽を演奏、放送、および再生するためのライセンスをクライアント（コンサート主催者、レコード製作者、放送会社、およびその他の利用者）に発行します。

CICSのレガシーシステムと、3270スクリーンに制限されるインタフェースのため、SUISAでは、音楽ビジネスにおける約90,000人の顧客に対して、100の関連グループにまたがる200万人の著作権保持者を表示するより良い方法を模索していました。データベースおよびシステム管理グループマネージャ、Nick Theofanidisによれば、SUISAはCincom Smalltalkを利用して、GUI主導のトランザクション指向サービスをメインフレーム上に構築しました。プラットフォームに依存しないデスクトップと、世界中の顧客へのインタフェースを使ってアプリケーションを統合したためです。こうして、SUISAはすべての関連グループ内の音楽著作権保持者を網羅する、Web対応のグローバルリポジトリを開発しました。現在、数百人のユーザが同時にオンライン接続できます。SUISAはグローバル配信ネットワーク上のリアルタイムデータを使って、利用料を徴収し、著作権保持者に分配します。