メモリのデバッグテクニック

投稿日: 2011年5月20日, 投稿者: csj editor

メモリのデバッグで使用できるツールの一つであるMemoryMonitor パッケージ。

メモリモニタツールには、[MAP]ボタンがあります。アドバンスドツールをロードしている場合、[MAP]はマルチアロケーションプロファイラを呼び出します。ボタンをクリックして、MAPを切り替えます。2度目のクリックでMAPのレポートが表示されます。そして、不要なゴミの生成を探し出すことに、そのレポートを使用できます。

さらにこのツールは、その実行ログとしてCSVファイルを出力することもできます。それには、[Log]ボタンをクリックします。もちろん、ヘッドレスでも実行可能です。

Cincom の Public Store リポジトリには、MemoryMonitor-runHeadless パッケージがあります。MemoryMonitor と MemoryMonitor-runHeadless パッケージを取得して、それらをパーセルとしてファイルアウトします。そして、MemoryMonitor-runHeadless をロードした任意のイメージにMemoryMonitorをロードし、ログを書くとき開始します。このように、アプリケーションイメージに簡単に取り付けることができます。

MemoryMonitor の配下で実行されるMemoryPolicyStressTest パッケージも使用できます。現在、これらのテストが高速マシン上で実行が80分以上経過すると、警告が表示されます。しかしながら、これらのテストが異なる方法でオブジェクトを割り当てることによって、メモリーポリシーの様々な局面を動作テストするために、どのように記述されているかコメントできます。グラフ化することも可能です。細心の注意を払うなら、メモリーポリシーで非常時の動作などを取り決める場合、メモリーポリシーが成長(上限値)の代わりにGCの実行を決定するときを確認できます。

Cincom Smalltalk リリース 1104

多くの顧客は最新リリースを受け取っています(注:米国での商用ユーザーの事を言っています。2011年5月20日現在 米国でも非商用版のリリースはされていませんし、日本語版もまだリリースされていません。):Cincom® ObjectStudio® 8.3Cincom® VisualWorks® 7.8。サポートチームは、前のリリースからアップグレードまたは古いリリースからの移行に関連するあらゆる質問を受け付けています。

既存商用ユーザーの方は製品のリリースノートをご確認ください。製品の変更がアップグレードをする努力に値するかどうか、何らかの判断をもたらすかもしれません。ひとたび、開始すれば、Smalltalk サポートチームは、お客様が直面するあらゆる質問や疑問に対して可能な限り、ご回答していくつもりです。

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